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2011.5. 2.Mon

ネットの故障でご迷惑をおかけしました。

鈴木千一展では、たくさんの方にご来廊いただきました。
作家の鈴木さんは、滅多にないことだと云うのですが,大風邪をひかれていたにもかかわらず、毎日,画廊にいて、お客様の熱心なお話に耳を傾けていました。真摯な方で、絵を描くことがどんなに楽しいかを語ってくれました。岐阜の風景や大きなサクラの木や静物など、私たちが失ってみて分かる懐かしいものの記憶がそこにはあると思いました。30年もの間、ひたすら油彩を描いて来た人生が滲み出ている絵画でした。
先週は、日本橋めぐりの会の代表をつとめる川崎さんの推薦で羅針盤のゆかりの作家,梁取文吾と満尾洋之の2人展を開催いたしました。
多くの方にご来場いただき、また作品もたくさん売れました,本当にありがたいことです。
売上金の10パーセントを義援金にさせていただきたいと思います。
皆様のご理解とご協力に感謝致します。

震災の影響でネットの環境が悪く,時々、メールが見れませんでした。
また、ホームページの、更新がままならず、ご迷惑をおかけしました。
この場を借りて,お詫び致します。
今は,解消しております。
新しいマックも購入し,心機一転、頑張ります。

2011.5.10.Tue

散歩するように楽しんでください。

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鈴木さんの絵は、虹のように美しい。
画廊の中をウロウロするのが一番作品を楽しむ方法である。
散歩しながら、絵のまわりを角度を変えて見るのがおすすめ。
真正面からじっくり見るにはもったいなさすぎます。
ぜひ、溢れる色彩を体感しにいらして下さい。
生きることの幸福感とは、光に包まれることかもしれない。
包まれること。
無条件で愛されること。
愛がなくては人は生きられない。

2011.5.13.Fri

光のプリズム

鈴木さんの作品を見ていると、この地球のあるべき姿を思い描く。
それは、南フランスの陽光の降り注ぐニースの幸福な風景。
それは、また、バビロンの教会のステンドグラスから差し込む光。
そして、光の屈折によるプリズム。
目眩のするような美しさだ。
明るく,軽やかな垂直線は、天上界へと続く。
降り注ぐ光に、心が満たされる瞬間があった。
それはもう,紀元前の過去の記憶のように。
幼稚園の頃、牧師様は神様のお話をしてくれた。
小さな心にも一つの魂が宿る。
祈りは、きっと届くと信じてた。
手を合わせて、神様にお願いをする。
敬虔なクリスチャンではない私でも、今は光の進む方向に歩いていきたい。


2011.5.22.Sun

人気者

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「エスパーaokiの愉快な毒気に当てられて。。。。。」などと、初めて会った方にも強い印象を残す作家の青木さんの個展は、日々、たくさんのファンが訪れて本当に楽しいものとなった。
作品は子どものような気持ちで描くことが大事という純粋さがストレートに伝わるので、作家さんのファンも多い。
昨年、脇田美術館では大きな会場で個展を開催したが、その際に制作した大きなドローイングは圧巻だった。
脇田ではビエンナーレを行っていて、初代のグランプリ作家でもある、青木さんだが、デザイナーでもあり、また、アートディレクターでもある。
若い作家の心をつかみ、スポンサーを買って出て、さらに作家の気持ちに寄り添うようなアドバイスをしながらのアートディレクションは来年に開催予定だ。
さながらマルチの才能の持ち主。
Tシャツに自分で金具やリボンで細工をするなどのファッションセンスもあるので、若い作家にも大人気で、人生を謳歌するその姿勢が素敵だ。


2011.5.22.Sun

黒こしょうせんべいと鎌倉のおいしいクッキー

「そんなことでどうする。震災ごときで画廊を開けられないくらいなら、画廊なんかやめてしまえ」と怒鳴られた。
なぜなのだろう。
お客さんやら、批評家にまで、数人だが批判を浴びた。
というのは、震災でキャンセルが相次いだ訳だが、事情は果たして人により,微妙に違うのだ。
心配症の私は、美術評論家に相談はせずに、すぐに弁護士に相談に行った。
私の弁護士はいつも口癖のように、「何も未だ起こってませんね。何か事が起こったら相談に来てください」と言う。
さらに「あなたに必要なのは、安心する事です」と。
この頃は、「雑談でもいいですよ。いつでも来てください。」と歓迎されるようになった。
これは,歓迎なのか,そうでないのかは不明だが、なんでもかんでも、相談に行くようになってしまったが、弁護士さんにお任せするのが一番安心なのである。
私には、法律という武器がないから,闘えないが、弁護士にはあるので、少々お金がかかっても面倒なことは弁護士に依頼するというのが一番だと思う。
相手にとっても、公平な判断である事の方が,感情的にならずにすむだろうから、いい方法と思う。
私のとった震災後の行動を弁護士は、「なかなかいい判断でしたね。正しい判断と行動だと思いますよ。」と云われたので、その日は、ほっとして夜はぐっすり眠れた。
さて、いろいろと云われても、私には弁護士がついているし、黒こしょうせんべいと鎌倉のおいしいクッキーがついていたのだ。
震災時に画廊で待機してもらった方たちが、先週,お見えになり、お礼にとせんべいをおもちくださった。
「楽しいひとときでいい思い出が出来ました」とせんべい。
「初めて逢ったばかりの私にお腹すいてませんか?カップラーメンたべます?もう,電車はもう動いてませんよ。ここにいてゆっくりしていってくださいね」と声をかけたらしい。
そして、私は,夜,皆を点呼してたらしいのである。よく見てるなあ.覚えてない。。。。
自分の事ではなく,人のために動いてる私を観察し、私のホスピタリティに感動しました,とまで言われ、こちらがびっくりした。
こんな人もいるんだなあ、お礼に来てくれるなんて。。。とこちらが感動したくらいだ。。。。
私としては普通の事だし,当り前の事だし,それにお礼にまで来てくれるなんて,恐縮です。
だから、だから、批判を浴びても何でも、真心で生きていけばいいんです、頑張れ、と自分に言い聞かせている。

 


   

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