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2017.1.14.Sat

フェイスブックの投稿から

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 ー新たな画家の発見ー

2017.1.10
本日最初は京橋一丁目にある「アートスペース羅針盤」で開催されている「WIND展(会期 : 1/9〜1/14)」です。

⭕以下、11名によるグループ展となる。
 標題で書いた『新たな画家の発見』とは山崎航太(34歳)さんである。彼はアートスペース羅針盤初出演とのこと。作家の技量については、オーナーの岡崎さんと意見が一致。古典派の構図や技法さらには彩色を研究し独自の世界を構築して表現している稀有の作家といえそうだ。昭和初期のノスタルジアを感じさせる画面を見ていると岩手県出身の著名な画家たちのDNAを強く感じざるをえない。もし、現代画廊の州之内徹さんや芸林の梅野隆さんが生きていたら、この絵を見て何と言っただろう。タッチに甘さがあり、構図的にも多少無理はあるものの作品に流れる本質を見る視点には一本筋が通っているような気がする。少し誉め過ぎたかもしれないが、やっぱり「いい絵」は誰が見ても「いいね」ではないだろうか。一見の価値ありである。
 それ以外にもFBFの本田綾子さんの細密より造形にこだわった作品や千菅さんの影を持たない沈黙の肖像画、山本淑子さんの心象的小宇宙など見処沢山である。ついつい、長居をしてしまった訪問であった。
 岡崎さん、ご商売の邪魔してm(_ _)m 。

2017.1.27.Fri

記念撮影

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2017.1.31.Tue

平田清隆展を見て  投稿から

2017.1.30、本日四件目、京橋三丁目にある「アートスペース羅針盤」で開催されている「平田清隆 展 (会期 : 1/30〜2/4)」です。


作家が在廊で、作品のコンセプトや技法について「根掘り葉掘り」聴くことができました。お時間をとらせて申し訳ありませんでした。
 作品は大半が「水彩、ガッシュ、墨」で、「一部アクリルや木炭、パステル」等も使われているようです。「偶然の美」「二度と描けない絵画」が持ち味のようで、過程を振り返っても再現できないといってました。作品はモチーフに風景があって、それを抽象化したかのように見えますが、全くそうではなく、心に内在する形や色を画面に構成していくとのことで、故に「偶然の美」ということになります。また、作品によっては、墨を棒の先につけ線のブレを楽しみながら下書きをつけ、一気に色の爆発を被せていくとのことでした。とくに水彩ですので、乾いたあとの色の変化は事前に読みきれず、それが偶然の面白さに繋がっているともおっしゃっていました。
 また、水彩にアクリルを加え色を定着させる方法や抽象絵画といえどもただ平面的でなく、古典的な遠近感を色の濃淡で現すさ方法など、聴けば聴くほど感動で、勉強になりました。ありがとうございました。なお、作品の題名は略させていただきました。多くの作品が「untitled」で、特定の対象を示唆するような具象画とも違いますので、独で判断しました。m(_ _)m

 


   

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