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2010.7. 1.Thu

普天間基地問題

今、羅針盤セレクションを開催中。
油画の専攻の作家さんを集めて企画した展覧会で,今回は羅針盤のおすすめ作家で、個性的な作家ばかり。
搬入から和気あいあいと楽しい。
オープニングはいつものステーキンくいしんぼからオードブルをケタリングした。
金城 徹の作品は、鉄の板に沖縄の風景を転写しており、そこから確かに沖縄の基地問題を考えさせられる。
しかし,思いがけなかったのは、若手作家といわれる彼らがワールドカップを控えたこの場に及んで、普天間基地問題について,熱く語るので,驚いた。
とにかく、皆、主張する絵画なのでおもしろいです。
見に来てください。
明日は9時までですので、ぜひ、普天間基地問題について語りたい方もお待ちしています。

2010.7. 3.Sat

生まれてる

「こゆさん、今日すごいいいことがあったんです。」というので、何かと聞いてみたら、玄関にミミズのような、小さいもの、しかもひょろ長いものがいるという。
近づいてみると、それはヘビの子供。
「いいことありますよねえ。。。。」というが、お金でも落ちていたのかと思うのが凡人。さすが作家さんは違う。
今日も、「笑われるかもしれないけど、今日はいけません。すずめのひながいて、えさが見つからないので見つかるまでは、出掛けられないと。」
ほほう、この一週間の間に、ヘビの子供が生まれ、雀の子供まで生まれた。
私には、ヘビの夢を見たら、お金が入ってくるといいなあと思うくらいだが、どうやら、展覧会よりも重要な出来事らしいのである。
金の雫ふるふると題する上野真由の作品は、ブータンの和紙にドローイングされた作品で、ちょうど
来られないと連絡が彼女からあったので、作品を今一度見てみた。
そこには、何か蠢く生き物の姿があるように思えてくるから不思議だ。
もともと、神話的世界に題材を求めて作品化してきたが、この頃は、立体のようなものも手がけるので、だんだん空想的、妄想的世界も現実味を帯びてきてしまったように感じるのは私だけか?
和田奈緒美さんの絵画は、細胞分裂のようなミクロの世界を描いた作品だが、生命の誕生を身体的、感覚的に表現されているように感じる。
テクニックではない、自分を見つめる大いなる畏敬の念が感じられてならないところが、魅力だ。
作品も作家の子供のようなもので、作家の産みの苦しみからしか生まれないが、ヘビの子どもはヘビからしか生まれず、雀の子供は雀でしかない。
無から生まれた大いなる作品に畏敬の念を持って見ることが出来れば、作品鑑賞はイマジネーションの宝庫となる。

2010.7.29.Thu

田村正樹展

新展開の田村正樹の展覧会をやっています。
さすが人気作家!!!
この猛暑にも関わらず、切れ目なく人が来ます。
大阪から滞在しています。
毎日、作家さんは画廊にいます
やはり圧巻は、大作です。
一つの宇宙と言うべき大画面と空間。
包まれるような空と手の中の宇宙。
どちらからも啓示を受ける、そんなすばらしい展覧会です。

 


   

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