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阿久津真那の展示エリア。
野生の大型動物が疾走する様子を、 真横から、大画面に描いています。 色は使わず、白から黒の諧調だけで表現しています。 さらに、地面や背景も描かれませんので、 走るという「動き」の純化のようです。
画家の自然の創造物への畏敬の念、感嘆が、 重みある空気感となって画面を包み込んでいます。 動物の疾走と呼応するようにたなびく空気の動き、 振動までが表現されている。 そんな印象でした。
投稿者: rashin 日時: 2017年10月09日 14:44