すっかり、ブログから遠ざかっていた。
今月は、親戚のおばさまと母が来て、しばらく滞在していた。
とある日曜日には、佐藤美術館から版画と日本画のオープニングがあるので、ぜひ、来て欲しいとの嬉しいお知らせがあったが、母が銀ブラをした後、私もひまなんでついてくーとのたまうので、お母様は、ぜひとも、家にいてくださいと懇願したが、無理であった。
多摩美術大学の教授群と学生の中に、おばあちゃんがいる。
ギャラリストが母を連れて、オープニングにくるなんてあり得ない。
片隅に座ってじっとしている母にほっとしたのも束の間、母は中央に出て、オープニングに出された寿司なんかをつまみ、リラックスモード。
大好きな人間観察が始まり、興味津々。いつの間にか、若い男の子と楽しそうに団欒。
「この頃痩せたねえ?何か悩みでもあるの?」と話しかけられるやいな、うちの母が『太ってるって悩んでて、、うふふ、、』と輪の中に入って、私のかわりに答えてる。
疲れるはずのレセプションに興奮し、自分も中心にいるかのような母の好奇心にはたじろいだ日であった。