絵を描き始めた動機というのは,人によってかなり違う。
「今日はおきものを5着買ってきたんだけど。。。。」と今回のグループ展に参加している方が、画廊に来る前に小田急デパートによってきたのとおっしゃる。
おきものは、置物ではない。きものである。
今回も小紋に桜の花の散らし書きで、そのための支持体が着物なのである。
若い日本画家さんにも、惜しげもなく「これ、オオカミの毛で出来てるのよお。。。おもちになってえ」と、差し上げていらした。
「私、エベレストに行きましたのね。それで、あまりに素晴らしかったので、絵を描きたいと思いましたの」と、絵を書く動機について語っていらしたが、エベレストにご自分の足で登頂したとは考え難い。
「飛行機でおいでですか?」ときくと。「チャーターへリよ」とあたりまえでしょというお返事である。