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いつだって緊張

月刊美術の「これが円熟の力!アートは50年後に真の評価をされる」という対談が掲載されている。
作家の佐々木豊と評論家の本江邦夫先生のカットの写真には、野球少年だった二人のキャッチボールの姿が掲載されていて、長身の本江先生は結構かっこいい。
学生の頃、芸大と東大で試合して完投勝利したとある。
なんと、ピッチャーだったのだ。
「僕は50代になった頃から色々なことがよく分かり、妙なこだわりがなくなったんですよ。その一方で,常に真剣に絵画を見ていました。どこにいい絵があるか分からないからいつだって緊張している」と語っている。
その姿勢には、感激した。
実際に忙しいにもかかわらず、毎週と言っていいほど,おいでになりますから。
よく目を凝らして絵に近づき、作家がいると質問などするお姿は印象深い。
私もたくさんの案内状をいただくが、なかなか個展会場にまで出掛けられない。
言い訳などせずに作家さんの待つ会場に出掛けられるようにしたいと思う記事であった。


 


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