中島 淳一 展

2019.11.25.Mon.〜11.30.Sat.

11:00〜19:00

※最終日17:00まで


website
https://junichi-n.jp/




<個展>

1977,78,79,80 薔薇画廊 (東京・銀座)
1981 ギャラリー塚田 (東京・神宮前)
1982 ギャラリーANQ (東京・銀座)
1983,84,86 ギャラリーさんよう (東京・東銀座)
1985 ギャラリー椿 (東京・京橋)
1988ギャラリーSAEV (東京・吉祥寺)
1988,89,90,91,92,93,94ギャラリーケルビーム (東京・銀座)
1999 ギャラリー青羅 (東京・銀座)
1997,2003,2015 ギャラリーHASEGA (東京・原宿)
1984 東急百貨店 たまプラーザ (東京)
1995 岩田屋・美術画廊 (福岡)
1995〜2016(毎年22年連続)アートスペース テトラヘドロン (岡山)
2016 ギャラリーlashume (広島県福山)
2001,02,03 ギャラリー エーテル (熊本)
1995 ベイラー大学美術館アートギャラリー (アメリカ)
1995 ギャラリー スプリアナ メジェリニカ (スロバキア)
2017 ニューヨーク日本ギャラリー (アメリカ)
2018 ニューヨーク大西ギャラリー (アメリカ)
<著書>

小説「木曜日の静かな接吻」(たま出版)
小説 「卑弥呼」 (ぶんりき文庫)
エッセイ 「夢は本当の自分に出会う日の未来の記憶である」(産能大学出版)
詩集 「愁夢」「ガラスの海」
英詩集 ALPHA and OMEGA
<舞台>

1986年より、脚本・演出・出演の一人演劇を上演。演目は「沙漠の商人」「ナザレのイエス」「釈迦」「孔子」「空海」「親鸞」「龍馬」「吉田松陰」「信長」「卑弥呼」「羅生門」「ゴッホ」「オイディプス王」「ハムレット」「マクベス」「オセロ」など45作。上演回数は1600回を超える。また企業をはじめ中・高・大学校での上演&講演でも活躍。異色の芸術家として注目を浴びている。



個展に寄せて  中島淳一

私の芸術の原点は詩だった。10代の半ばから詩を書き、その詩に挿絵を描く。詩がシュールであるように、絵も不定形な抽象だった。アメリカ留学の際、ニューヨーク州立大学を希望したが、行く先はテキサス州のベイラー大学だった。英詩を書きながら、paintingとprintmakingを学ぶ。作品は主に線描かモノトーンの抽象画。帰国して東京と福岡を中心に個展を続ける。フランス、イタリア、スペインでの国際展にも度々出品した。マチエールは様々な変遷を経てより堅固になったが、作風にドラスティックな変化はなかった。
ある日の明け方、ふと銀座のホテルの窓から朝日を見る。ビルの谷間にまるで掛け軸のように切り取られた荘厳な風景。自然の織りなす色彩とフォルムの絶妙な創造と神秘の極致に文字通り、魂を打たれる。その日から、描くべきテーマは決まった。「夜明け」である。夜明けの空こそ遠近感のある究極の抽象画なのではないか。
以来、20年さまざまな場所で夜明けを見た。日本各地を転々と巡りながら、時には海外でも。薄紫に染まるバルセロナの空、暗褐色の雲が突如として金色に輝くローマの遺跡。パリの空、朝靄のセーヌ川の彼方に天使が朱色の翼を広げる。無数の夜明けは心の中で融合し変容し新たなる夜明けとなって筆先から生まれ出る。その「夜明け」を中心とした作品と共に近作Monadシリーズを展示する。



 


  〒104-0031 東京都 中央区 京橋 3-5-3 京栄ビル2F
TEL&FAX 03-3538-0160

E-mail info@rashin.net