あっと言う間に6回目の展覧会となりました。東日本大震災・原発事故から既に7年が経過していると言う事です。「ふくしま」と言う文字を出す度に、自ずと東日本大震災・原発事故と言う文字をも引き連られて出て来てしまいます。この7年間、時間が経過する程に、次から次へと新たな課題が積み重ねられ、浮かび上がって来ている訳ですが、人心の風化もどんどん進行しています。それが現実なのです。私たち美術家も同質の状況の中で、それぞれの課題に向き合いながら制作に取り組んでいます。一人の人間として、自由に闊達に率直に創作することを忘れないなら、未来が開けるかと思っています。どうぞ、ご高覧ご批評いただけたら幸いと存じます。
ふくしま在住作家代表 渡辺武郎
|