夫、浅井昭は浜松から絵描きになるため体ひとつで上京し、独学で表現したいものを描き続けました。いろいろなものに興味をもち、次から次へと湧き出る創作意欲は、四角いキャンパスや絵具に留まることなく、あらゆる形や物で伝えようとしておりました。
一生涯の作品数は壮大であり、この遺作展ではほんの一部ですが、夫が昨年六月にこの羅針盤で個展をする予定で選んでいた作品を展示しました。
このたびの「浅井遺作展」にあたり、作品の選出、運搬、展示そしてチラシ、パンフレット制作にご協力を頂きました方々など、ご尽力いただきました皆様に、心より感謝を申し上げます。
浅井 君子 |