<展示タイトル>
宮ヶ丁 渡 温度の標本
人は自分という存在を自分一人で定義することはできない。
何かと交わることで、初めてそこに一つの「顔」が顕在化する。
時、場所、状況の変化で発する言葉や振る舞いが変わるように、
人は一面的ではなく、時には矛盾を孕む多様な面を持つ。
版木に絵具をのせ、画面に押し付けることで現れる人の姿は、
絵具の粒子の荒さや支持体の凹凸によって様々な表情を見せる。
それはまるで、投げかけた言葉によって変わる返答や、環境や
立場によって決定づけられる振る舞いのようである。
場面が変われば変わる人の温度、そんな「温度の標本」。
<略歴>
宮ヶ丁 渡(みやがちょう わたる)
1986年 富山県生まれ
2011年 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業
2013年 多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科日本画領域修了
【個展】
2013年 宮ヶ丁 渡 展(アートスペース羅針盤/東京)
2014年 宮ヶ丁 渡 展(アートスペース羅針盤/東京)
2015年 宮ヶ丁 渡 温度の標本(アートスペース羅針盤/東京)
【グループ展】
2008年 1/4. ヨンブンノイチテン(富山県民会館/富山)以降'09、'10
りんごと出会ったころから…(画廊喫茶ルーエ/富山)
2010年 遊美(タワーホール船堀/東京)
LIVE(アートスペースユーメリア/東京)
2011年 油-日 展(GALLERY SHOREWOOD/東京)
2012年 第3回 こめつぶつぶより展(山猫軒/埼玉)以降第4回、第5回
2013年 多摩美術大学大学院 日本画・版画合同展" トエハタエ"(佐藤美術館/東京)
碧い石見の芸術祭2012(三隅中央会館/島根)
羅針盤セレクション2013「注目の作家展」(アートスペース羅針盤/東京)
未来の収穫祭'13(丸亀市生涯学習センター/香川)
2014年 ※COME展7(藤屋画廊/東京)
ギャラリーへ行こう2014(数寄和ギャラリー/東京)
THE ART FAIR +PLUS-ULTRA 2014(スパイラル/東京)
2015年 Whole Art Catalog(Gallery FACE TO FACE/東京)
Whole Art Catalog 2(ガレリア青猫/東京)
STANZA(銀座ギャラリー向日葵/東京)
SICF16(スパイラル/東京)
【受賞・入選】
2014年 第50回 神奈川県美術展 入選
越中アートフェスタ2014 優秀賞
2015年 SICF16 準グランプリ
【助成金】
2015年 公益財団法人 吉野石膏美術振興財団 「若手日本画家による展覧会助成」 |