秋山淳、後藤吉晃、滑川道広、渡邉葉子の四人によるグループ展です。
今回のタイトルである“focal point(焦点)”の意は、一点を示すことにあります。
私達は、同じ環境で日本画を学びながらも、それぞれ違う視線で日本画を見つめ制作に臨んで参りました。
現在のそれぞれが結ぶ焦点と、また四人が結ぶ会場での焦点の像を、是非ご高覧下さい。
秋山淳 (AKIYAMA Jun)
1982 大阪府生まれ
2006 京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース 卒業
2008 京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻 修了
【主な展示】
2006 個展「まる・しかく」(立体ギャラリー射手座/京都)
2007「臥龍桜日本画大賞展」桜賞 (飛騨位山文化交流館)
2012「第25回 上野の森美術館日本の自然を描く展」(上野の森美術館)
2013 個展「はいからロマン」(ギャラリー知/京都)
「第77回 創紀展」(京都府立芸術会館) 同'14
2014 個展「色を塗る」(トアギャラリー/兵庫)
【コメント】
夢や理想のみで人は生きてはゆけません。しかし、夢も理想もない生というのも殺伐とした虚無でしかないように思います。人間の中に宿る小さな光のような物を描きたいと思っています。たとえそれが絵空事に過ぎないとしても。
後藤吉晃(GOTOU Yoshiaki)
1983 山形県生まれ
2006 京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース 卒業
2008 京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻 修了
【主な展示】
2012「Gen」(gallery RAKU /京都)同'10'11'13
「ART AWARD NEXT 」(東美アートフォーラム/東京) 同'10
2013 個展「白ノアリカタ」(gallery 恵風/京都)
「空想美術大賞展」(伊藤忠青山アートスクエア/東京、蔵丘洞画廊/京都)
2014「京あるきin東京2014 3.11京都から復興へのメッセージ」(アートスペース羅針盤/東京)
「第78回 創紀展」(京都市美術館別館)同'13
【コメント】
目の当たりにできる、とりとめもないものを日常の中から掬い取り描きながらも、作品は断片的な記憶や郷愁といったものを纏った、目にはできない内側の光景と繋がるものでありたい。
滑川道広(NAMEKAWA Michihiro)
1977 東京都生まれ
2006 京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース 卒業
2008 京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻 修了
【主な展示】
2006「京都造形芸術大学大学院 日本画八木ゼミ展echo」(同時代ギャラリー/京都)
2008「第4回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展」(豊橋市立美術館) 同'11
2009 個展「−川道広展−」(GALLERYはねうさぎ/京都)
2010「第3回The NIHONGA」(京都文化博物館) 同'11'12
個展「How do you sleep?」(GALLERYはねうさぎ/京都)
2012「focal point」(ギャラリー恵風/京都)
【コメント】
無から有は生まれない。すべてのカルチャーは過去から現在、未来へと連続していると考えています。自分の興味のある過去のものに何か新しいものを混ぜ合わせ、表現できればと考えています。
渡邉 葉子 (WATANABE Yoko)
1983 千葉県生まれ
2006 京都造形芸術大学通信教育部芸術学部美術科日本画コース 卒業
2008 京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻 修了
【主な展示】
2009「学生日本画展示」(ホテルグランヴィア京都)
「現代アート展」(ギャラリー エル・ガティート/千葉)
2010「第一回『瓜生山縦の会』日本画制作展」(京都市立美術館別館) 同'12'13'14
2011個展「−生きる−」(立体ギャラリー射手座/京都)
2012「第9回全国公募西脇市サムホール大賞展」(西脇市岡之山美術館)
2013個展「−心花−」(ギャラリー同潤会/東京)
【コメント】
作品は、私の目を通して見た「私の現実」であり、「私の心」です。
言葉にならない温度のような感情を、心を、美しいものの姿形や色彩を借りて伝えたいと思って描いています。
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