福島在住作家展
よこたこういちさんインタビュー★
現在、アートスペース羅針盤で開催中の福島在住作家展に出品中のよこたこういちさんにお話を伺うことが出来ました!
今回の展覧会を開催するまでに至るキッカケなどはあったんでしょうか?
ー東日本大震災で被災し、現在も放射能の心配の中で頑張っている作家を紹介したいという思いはありました。そんな時、羅針盤の岡崎さんが福島に来られ、在住作家の絵を観て感動して下さったんです。そこで、羅針盤で在住作家展を実現しよう!という話しになったんです。
今回出品されている作家さん達はどのように集まったんでしょうか?
ー私の知人作家や、福島の作家の協力を得て集まった作家さん達です。
全体の作品や展示について教えて下さい。
ー実際、福島に住みながらの制作活動は、放射能などの様々なストレスが伴います。作家の中には放射能レベルが高い地域に住んでいる作家もいます。私も原発から38km地点に住んでいます。また、家族が県外に行ってしまい、1人で福島に残って制作している作家もいます。しかし実際の作品は、そういった暗い面を感じさせない明るい雰囲気のものが多いですね。
展覧会として、メッセージなどはありますか?
ー今も福島で作家達がしっかりやっているということをとにかく見てもらいたいです。
最後によこたこういちさんの出品作品について教えて下さい。
ー私は絵は習ったことがないんです。完全に我流です。しかし、先生がいないので自由に制作出来ます。そこがいいのかもしれません。
今回の作品は正方形のものが多いですが、普段はまとまりずらいのであまり好きではないんです。なので正方形の作品は珍しいかもしれませんね。また、私の作品は画材屋で買ったものはほとんどありません。時には自分のネクタイやシャツの柄が良いと思い、ハサミで切って使います。ネクタイなどは今までに20本程ダメにしましたね(笑)
3.11メートルという作品があります。この作品の中央にある黄色には、幸せがどんどん広がっていくように、という願いが込められいます。
私の作品にはハートのモチーフがよく登場します。どんなことがあったとしても、最後はハートだと思うんです。
よこたこういちさん、ありがとうございました!
今回の展覧会は、新聞などにも複数取り上げられており、なんと安部首相からメッセージも送られています。
震災から早2年3ヶ月。今でも苦しんでいる人々がいます。その中で頑張っている作家がいます。是非そのことを多くの人に知って欲しいと思います。
福島在住作家展!本日17時までですが(汗)、是非お越し頂きたいと思います。
駄文失礼致しました。