Crossing展

2013.9. 2.Mon.〜9. 7.Sat.

11:00〜19:00

※最終日17:00まで


吉井宏平
斉木駿介
内田太郎






吉井 宏平
略歴

1987年 福岡県生まれ

2009年 九州産業大学 芸術学部 美術学科 卒業

2011年 九州産業大学 博士前期課程 芸術研究科 美術専攻 修了

2013年 九州産業大学 博士後期課程 芸術研究科 造形表現専攻 在学中

個 展

2010年 吉井宏平絵画展                ギャラリーSEL (福岡) 

2012年 Kohei Yoshii Exhibition 「失われゆく場所」  ArtproGALA (福岡) 

    吉井宏平Exhibiton           Gallery銀座フォレスト (東京・銀座)

グループ展

2008年 第17回青木繁美術館大賞展       石橋美術館   (福岡・久留米)     

    アクリル美術大賞展2008        兵庫県立美術館王子分館 原田の森ギャラリー (兵庫・神戸) 

    ビエンナーレKUMAMOTO㈿        熊本県立美術館 (熊本)

2009年 九州産業大学 卒業制作展       福岡市美術館  (福岡)

    第27回〜明日をひらく絵画〜上野の森美術館大賞展    上野の森美術館  (東京・上野)

   (以降、28、29、30回展出品)

    GALA Selection 2009 Xmas展      ArtproGALA    (福岡)

    

2010年 別府アジアビエンナーレ2010絵画    別府市美術館   (大分・別府)   

2011年 九州産業大学大学院 修了制作展    九州産業大学美術館 (福岡)

2012年 第11回南島原市セミナリヨ版画展    ありえコレジヨホール (長崎・南島原)

    清須市第7回はるひ絵画トリエンナーレ   清須市はるひ美術館  (愛知・名古屋)   

    第8回大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ   大野城まどかぴあ (福岡・大野城)

クリスマスハート展          アートスペース羅針盤  (東京・京橋)

    

2013年 第12回南島原市セミナリヨ版画展    ありえコレジヨホール  (長崎・南島原)

受賞

2008年 アクリル美術大賞展2008    美術の窓賞

2009年 九州産業大学 卒業制作展   優秀賞(作品買い上げ)

2012年 第11回南島原市セミナリヨ版画展    読売新聞長崎支局賞

    清須市第7回はるひ絵画トリエンナーレ  優秀賞

2013年 第12回南島原市セミナリヨ版画展    長崎県教育委員会賞

コンセプト

私は、社会の世相を表した芸術表現のひとつに都市風景画があると考えている。かつて、19世紀ヨーロッパでは

印象派の画家たちが近代化するパリの様子を描き、明治期の日本においては高橋由一が近代化する東北の都市の姿

を、15年戦争期の1940年代には松本竣介が戦時中の東京の都市風景を描いた。それぞれが、その時代の記録で

あり同時に作家たちの心象や現実を表している。私自身も都市絵画をテーマに描いているが、とりわけ、シャッタ

ー街や廃屋などの寂れていく地方都市の現状を多く描いてきた。そこには、かつて人間が生活していた営みの痕跡

を見る事ができ、私はそこから、現代に生きる人達が失っていったなにか大切なモノを感じる。多くの都市絵画が

そうであったように、私は、自身の描く都市絵画に私の生きた社会の現実、そして、その社会の中で生きる私の心

象を表現したいと考えている。

「crossing展」では、私の新たなるモチーフである都会を題材とした作品の展示を予定している。とりわけ夜を描

いた作品が多いが、都会の中にも地方のシャッター街のように忘れられ、失われていくモノがあるのではないかと

考え制作を行った。

私たちが生きていく都市の中で失われていったモノはいったい何なのか・・・私は絵画制作を通してそれを探して
いきたいと思う。

斉木 駿介

略歴

1987年 福岡県生まれ

2010年 九州産業大学 芸術学部 美術学科 卒業

2012年 九州産業大学 博士前期課程 芸術研究科 美術専攻 修了

個展

2012年 斉木駿介 more more more     ギャラリーおいし        (福岡)

グループ展

2010年 九州産業大学 卒業制作展     九州産業大学美術館       (福岡)

2012年 九州産業大学大学院 修了制作展  九州産業大学美術館       (福岡)

2013年 GEISAI#18   東京都立産業貿易センター台東館 (東京・浅草)

    KANZE ARTS opening exhibition  KANZE ARTS  (福岡・大宰府)    

 ACTARTCOM2013   Artcomplex Center of Tokyo   (東京・新宿)

受賞

2010年 九州産業大学 卒業制作展 優秀賞(作品買い上げ)

展示予定

8.10-18 斉木駿介個展「友達100人できるかな?」  KANZE ARTS (福岡・大宰府)


コンセプト

私の作品は主に人物をモチーフとし、人間のエスカレートする欲望をテーマとしています。

作品を制作するきっかけとなったのは一緒に食事をした女性が「もうお腹いっぱい〜」と

言いながらもテーブルに置かれたジェリービーンズを絶え間なく食べている様子を目にし

た事です。このシリーズでは女性の甘味に対する抑えようのない食欲や興味を人間の果て

しない欲望になぞらえて表現しました。地デジ化して美しくなったテレビ画質にも数日す

れば慣れてしまい、次は3Dだと言われます。そして将来3Dが普及した後、私達はまた新

たなものを求めるのでしょう。

私達の欲望が完全に満たされる事は永遠にない。

内田 太郎

略歴

1988年 佐賀県生まれ

2007年 九州産業大学 芸術学部 デザイン学科 入学

2009年 九州産業大学 芸術学部 美術学科 転学科

2011年 九州産業大学 芸術学部 美術学科 卒業

グループ展

2011年 九州産業大学 卒業制作展     九州産業大学美術館   (福岡)

2012年 クリスマスハート展 アートスペース羅針盤 (東京・京橋)

2013年 KANZE ARTS opening exhibition  KANZE ARTS  (福岡・大宰府)

受賞

2011年 九州産業大学 卒業制作展 優秀賞(作品買い上げ)

コンセプト

英語のことわざにTruth is stranger than fiction.とあるように、現実を科学的にみてみると、

とても奇妙だということに気付かされます。ものに色はありません。時間は絶対的なものではあ

りません。夜空の星も、目の前の景色も、鏡に映る自分の姿でさえ過去を見ています。そこで、

私たち人間が持つ“美しい”という感情は科学的にどういうものなのかと思いました。美しいと

感じたとき、人間の脳にはどのような効果がありどのような反応があるのか?また、美しさとは

子供がお菓子を欲するように人間の欲望なのか?美しいものとそうでないものの違いは何なのか?

それをいつも考えています。

 人間は、自然や人工物、新しいものから古いものまで日常の様々なものから美しさを感じます。

しかし、“美しさ”はもの自身には存在しません。色彩と同様に人間の脳が作り出す幻想です。

私が美しいと感じたものに、他の人も同じ感情を抱くとは限りませんが、自分自身の真実である

“美しい”と思う感情を大事にし、科学的に考えつつ、写実的手法で“美しさ”を描いています。





 


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