藤原 泰佑
作品制作にあたって、人の住まうところには彼らと共存する建物が存在します。人が移り変わるように建物も街並みも移り変わっていきますが、その土地、その地域にある風土は、移り変わる人々、その土地の建物へ変わることなく根付いています。土地の歴史や地域独特の景観としてだけでは捉えきれない普遍的で、心揺さぶられるもの、他の場所と似てはいるけれど確かに違っているもの、その根源を常に模索しながら私は制作を行っています。
1988年 群馬県生まれ
2011年- 東北芸術工科大学大学院洋画領域 在学
現在 山形県山形市在住
〈賞歴〉
2006年 前橋市民展覧会 前橋市民展賞 受賞
2010年 第31期瀧冨士美術賞 受賞
2011年 東北芸術工科大学卒業製作展 奨励賞
2012年 三菱アートゲート・プログラム 入選
展覧会等
2009年 『東北画は可能か?』 [アートスペース羅針盤・東京]
2010年 羅針盤セレクション2010「イメージの多様性」[アートスペース羅針盤・東京]
2011年 個展「Landmark」[ギャラリーツープラス・東京]
「perche 」 [スルガ台画廊・東京]
2012年 「東北画は可能か?」@neutron tokyo 展[neutron tokyo ・東京]
「藤原泰佑、大川孝、金子拓」[Cafe Japonaise Ave.・ボストン]
他 展覧会多数
市川 弘允
鉄や壁などの人工的な形が様々な自然現象によって変容していく。風化され削られていくことによって、その存在感は以前よりも重厚になり、そのもの本来の形が実は自然現象によって完成された物であるとさえ感じる。飽きるほどの永い時間をかけ、形作られたそれらの存在は、時間をも取り込み永遠にそこにたたずむかのように見える。そして我々の目に見えない緩やかな流れで今もなお自然と共に変化しているのである。
1986年 茨城県生まれ
2012年 東北芸術工科大学大学院洋画領域 修了
現在 福島県相馬市在住
〈賞歴〉
2009年 トーキョーワンダーウォール2009 入選
2010年 東北芸術工科大学制作展 優秀賞
〈展覧会〉
2009年 個展「instant art」[Gallery TORIO・山形]
2010年 「perche」 [銀座スルガ台画廊・東京]
2011年 個展 [アートスペース羅針盤・東京]
あおぞらDEアート [中央区立泰明小学校・東京]
2012年 大タネ蒔き展 [アートスペース羅針盤・東京]
東北、うごめく鼓動 [gallery COEXIST-TOKYO・東京]
他 展覧会多数
針生 卓治
にとって制作自体はごく個人的、内向的なものです。自分の納得する色を出したい、フォルムにした制作時の心境を要約すれば実に簡潔なものが残ります。しかしそれは容易に出来るわけではなく、時に近づき、時に遠ざかり、それを繰り返すうちにたどり着くこともあれば、見失うこともあります。その過程で自分を知ることがあり、物事を客観的に捉えることがあります。そうして培った人間力が人とのつながりにおいて助けになってくれます。作品はその過程の成果であり、人とつながるきっかけです。僕は展示を通し人とつながることで人が自身の生活を豊かにする際の一助となるように、と考えています。
1984年 宮城県生まれ
2010年 東北芸術工科大学大学院日本画領域 修了
現在 山梨県甲斐市在住
〈賞歴〉
2008年 東北芸術工科大学卒業制作展 優秀賞
第72回河北美術展 河北賞('06 新人奨励賞 '07 一力次郎賞)
2012年 第30回上野の森美術館大賞展 入選 ('07 入選)
〈展示〉
2010年 羅針盤セレクション2010 Vol.2 [アートスペース羅針盤・東京]
totoco. [恵埜画廊・山形]
dadacha [銀座スルガ台画廊・東京]
2011年 個展 [アートスペース羅針盤・東京]
Allmage Les jeune−日本画6人展 [K's Gallery・東京]
2012年 羅針盤セレクション 様々な表現 [アートスペース羅針盤・東京]
他 展覧会多数
海老名 麻未
色あそび。かたち遊び。好きなものを好きなように描いて暮らしています。
1985年 青森県生まれ
2010年 東北芸術工科大学大学院日本画領域 修了
現在 青森県五所川原市在住
〈賞歴〉
2007年 さかいでArtグランプリ 佳作
2008年 さかいでArtグランプリ 入選(06'入選)
中札内村北の大地ビエンナーレ 佳作
〈展覧会〉
2005年 DISCOVERY2005展 [銀座KEYギャラリー・東京]
ga★ten 海老名麻未・五月女佳織2人展 [悠創館・山形]
2009年 野桜会展 [天童市美術館・山形]
ひじおりの灯 [大蔵村肘折温泉街・山形]
他 展覧会多数
松浦 翼
真っ白な画面に一筆一筆、一本一本と、植物を植える様に描く。日本画材の岩絵具は、鉱石を粉末状にした物であり、手のストロークによって、画面上に積み重ねられ、徐々に堆積し、層を作りだしていく。長い時間をかけて、構築した形態を一瞬の現象に委ねる。画面上を上から下へと、水を流すことによって、岩絵具の粒子今まで堆積した層を押し流し、溶かし、滲ませていく。鉱石と水、作為と無作為によって、あたかも瞬間、瞬間の想いや記憶を堆積させては更新していくかのようである。私の作品そのものにメッセージや、物語性があるのではない。作者と対象、対象と作品、作品と作者との間の、やり取りの渦中のなかで、集積、堆積したものが作品という体をなす。それゆえに、「作る」のではなく「現れる」ものであると考える。
1986年 東京都生まれ
2010年 東北芸術工科大学 芸術文化専攻 修士課程修了
現在 宮城県仙台市在住
〈賞歴〉
2008年 東北芸術工科大学 卒業制作展 優秀賞
川尻筆 筆と芸術の祭典全国水墨画公募展2008 奨励賞
2009年 第11回 野桜会 天童市美術館賞
財団法人佐藤国際文化育英財団 第18期奨学生 選抜〈展覧会〉
2009年 財団法人佐藤国際文化育英財団 第18期奨学生美術展
[佐藤美術館・東京]
2010年 dadacha [銀座スルガ台画廊・東京]
2011年 SHINSEIDO SPROUTS vol.1-山のカタチ- [新生堂・東京]
2012年 個展 [ギャラリー椿GT2・東京]
他 展覧会多数
設楽 雅美
花や草木などをモチーフに制作しています。太陽を浴びて育つ草花、風に揺れる木々の様子、ふと日常
の中で温かさを感じ気持ちが穏やかになります。その情景や時間は二度とないもので、季節とともに移り変わる様子や自然の空気、気配を感じ私たちは繰り返す日々を生々と生活できるのだと思います。そうい間の中で感じたものを私の情景として表現できればと思っています。」今まで過ごしてきた環境によって自分の作品ができていて、芸工動に影響されていると思うので、そんなことが今回の展示でも見る人に感じてもらえたらと思います。
1984年 山形県生まれ
2009年 東北芸術工科大学大学院日本画領域 修了現在 埼玉県ふじみ野市在住〈賞歴〉
2008年 第26回上野の森美術大賞展 入選
2010年 第36回春季創画展 入選('08 入選)
2011年 第38回創画展 入選('06 入選 '07 入選)
〈展覧会〉
2010年 個展 [ゆう画廊・東京]
2011年 個展 [Oギャラリー・東京]
2012年 3人展「あしたへの手紙展」[gallery re:tail・東京他 岩手・宮城巡回]
「春麗展」 [木の葉画廊・東京]
サマーフェスタ [ギャラリー枝香庵・東京]
他 展覧会多数
西谷 真梨子
私は作品を作る上で大切にしていることは感情、感覚です。画像としては私にとって同調する色を使っています。また、コントラストがあまり強く出ないような配色にし、遠くからは一色のパネルに見えるようにしています。そうすることによって遠目では見えないけれども近寄ると見える感情、感覚というものに重なればと考えています。欲を言えば、作品を目前にしたとき見る人が何かを感じたり納得したりして欲しいなと思います。普段では中々感じられないような感覚…たとえば自然の中にいるような…私の懐にいるような感覚を感じてもらえたらと理想としています。
1986年 東京生まれ
2008年 東北芸術工科大学 日本画コース卒業
現在 東京都江東区在住
〈賞歴〉
2008年 東北芸術工科大学卒業制作展 優秀賞
2009年 第11回野桜会展 野桜大賞
〈展覧会〉
2008年 岩本陽子・五月女佳織・西谷真梨子三人展 [ぎゃらりぃ朋・東京]
道展 [アートフロンティア・東京]
2009年 VOL.5 U-35・500人小作品公募展示販売EXHIBITION
[横浜赤レンガ倉庫1号館・横浜](2007年の展示にも出品)
干支展 [アートフロンティア・東京]
相沢真弘・西谷真梨子二人展 [ぎゃらりぃ朋・東京]
2010年 個展 [ぎゃらりぃ朋・東京]
他 展覧会多数
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