「アダバナ」 コンセプト
「芸術に関する知覚は、脳が無意識に取捨選別した情報が、どのように脳の回路を通るかによって異なり、その判断は、環境における事象に対する情緒的ラベリングである。」「芸術も人も、元々等しく価値がない。」ということを前提として、芸術や人という存在に対する想いを「アダバナ」(徒花・仇花・婀娜花)として人に咲かせている。
徒(無駄、無価値)かもしれないが、仇として、婀娜(本能的な美)をつくる。アダバナ(実を結ばない花)が社会性を伴うことで、「無駄だけどいい」「無駄だけど、ある人にとっては無駄ではない」というような存在理由を見つけた時に、芸術も人も価値をつくる(実を結ぶ)のだと思う。
徒花、仇花、婀娜花、私はただアダバナを咲かせるだけ。
庄野文平
1983年 北海道札幌市生まれ
2011年 金沢美術工芸大学大学院修士課程美術工芸研究科絵画専攻油画コース 修了
グループ展
2011年 「羅針盤セレクション―様々な表現―」 アートスペース羅針盤(東京)
2010年 「Abstrukt Kunst」KUNSTWARENHAUS (スイス)
「carre a zurich」チューリッヒインスランスカンパニー内ギャラリー(スイス)
2009年 「carre 2009」ギャラリー点(金沢)
第5回三菱商事アートゲートプログラム 選出
「cross展」グリーンアーツギャラリー(金沢)
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