昨日の夜、友人の雀荘屋のママから「めっちゃ暇なの。遊んでー」というので、ゴーギャン展に誘った。
『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』という問いかけは深い。
初期の頃は,ピサロに学んだらしい印象派の風景画なのだが、タヒチに行ってからは画風ががらっと変わっている。
版画も多く展示されているが、とてもセンスが良くて、かっこいい作品なので、ときめいた。
見終わると,心持ち高揚している。
お決まりのコースだが、近代美術館のレストランのクイーンアリスでお食事。
ローズマリー風味のチキンと白魚のサラダがとてもおいしい。
ああ,なんて幸せと至福の時。
そう,私にとって、良い絵画を鑑賞すること、そして、おいしいお料理とお酒があれば、世界はバラ色に輝いている。
だからこそ,画廊なんていう仕事をやっているのだが、好きなだけでは成功しないのが実業界の悲しい
常識だ。
雀荘屋のママも云っているが、「雀荘以外のことで、めんどくさい雑用があるのよねえ」と言っているが、画廊経営の私にも同じことが云える。
日頃,電車に乗り馴れてない二人は,何度も反対方向の電車に乗り間違え,やっとこさで銀座に辿り着いた。
知り合いのやっている樽というバーで、上田正樹のライブがあるので,のぞいてみた。
あまり、乗り気でない私は、とうとうライブ中、爆睡していたらしく、友人の膝付きで何度か起こされた。
お店を出る時のふてぶてしい私の態度に友人は呆れていたが、いつものことだ。