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制服フェチ

やっと夏休みに入った。
稗田勝実の展覧会も無事に終わった。最終日に、浜松から珍しい訪問者がやってきた。
早朝の掃除をしてもらっていたら、作家の稗田氏が大変驚いていたが、その訪問者は、かの有名な扉写真家であり,コレクターである。そして、羅針盤のパーティーの時には、にせソムリエも勤めた。
次の日から待望の夏休み。
新しいデジカメを購入したので、早速、カメラマンのオオモリイクエらを誘って、横浜のみなとみらいの近くまでアルゼンチンの帆船を見に行った。
しかし、驚いたことに長蛇の列。並ぶのはごめんなので、関係者のふりをしてなんとか乗船した。
キャプテンには会えなかったものの特別待遇のお土産もゲット。
2003年にアルゼンチンの大使の妹のアナ・マリア・ドナートの展覧会を手がけた実績をもつ、羅針盤としては、たいへん友好的な関係の国なのである。
今でも時々、大使公邸にてアルゼンチンタンゴの演奏会などにもおよばれする。
帆船に乗船しているのは、士官候補生たち。アルゼンチンのエリート将校たちだけあって、長身のイケメンぞろいで,胸は高鳴る。同行したカメラマンに『知らなかったなあ,制服フェチだったんだあ』と一言。
私が生まれたころ、父が千葉の海上自衛隊の教官をしていた。幼かった時に,父の生徒がたくさん家にきて、だっこしてくれたり、おもちゃを買ってくれた。特にお気に入りだったのは、動くブリキの豚のおもちゃだった。白い制服を着たお兄ちゃん達は、私の永遠の憧れなのである。

 


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