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タイトル

今日は木村みな展の最終日で、木村さんの80歳を超えても、まだまだ大変お元気でいらっしゃる、おばあさまの半生を聞き入った。
人間、いかに向上心が大切であるかということが,戦後の焼け野原から生き延びてきた苦労話から伝わってきた。
作家さんのお母さんが、当人もの生き方に影響を与えたであろうことは、想像にかたくないが、しかし、祖父母からの教養的、芸術的な感化というものもかなり大きい影響力があると思う。
今回は,作品を見た方のイマジネーションが強くて、もっと,タイトルを他の言葉にしたらどうかというような意見がみられた。
昨年の個展の会期中に、かなりお若いにもかかわらず、熱心に「古事記」のような古典文学を読んでいた木村みなさんの宇宙観はもっと深いと思われる。
そこで、作品のタイトルをつける時の表現する言葉のありかたが今後の課題となったようだ。
扇に俳画を描いたり、俳句を作るなど、いろいろなことをなさっているおばあさまにタイトルをつけてもらうのもいいかもしれない。

 


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