「胎内回帰願望が強い」と言われ、ひどく納得した憶えがあります。
画中に描かれる寝床やそれを取り巻く情景は、安寧の場としての母胎に対する憧憬であり、同時にそれとは裏腹の、常に何かしらの脅威にさらされ、呑み込まれている(ような気がする)現実世界における私たちの状況でもあるようです。
それぞれの作品から紡ぎ出されるイメージや物語が、最終的に、生きることを少しだけ活気づけるものであってほしい、と願っています。
作者にとって今回が初個展となります。
油彩、ドローイング約15点を出品する予定です。
よろしくお願いします。 |