アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、伊藤清子展。
徹底して猫を描いていますが、
〜と猫や、〜をする猫、猫のいる〜ではなく、
単色の背景に、
猫の顔をそのものをモチーフにしています。
ファインアートとしては珍しい視点です。
猫の顔は比較的フラットで、
それを真正面から捉えていますから、
大きな目が重要なポイントになります。
謎めいた中にも、
「猫も自己主張する」的な、
説得力のあるイメージが作り出されています。
人間関係ではあり得ない、
他者との無条件な共鳴は、
他者への無条件な共鳴への期待は、
浄化された、おとぎの世界のようだ。
そんな印象でした。