未曾有の事態に皆様の安否を心配しております。
銀座は、夕刻ともなると、かつてのように明るい街灯に照らされてはおりませんが、行き来する交通状態は変わらずに、人々の様子もややひっそりとはしているものの、ある程度の落ち着きを取り戻しているように見えます。
皆様から、大丈夫ですか?とのたくさんのメールをいただきました。
幸い、画廊の作品は全く無事で、まったく被害はなく、ほっとしています。
3.11の夜も作家さんやお客さんたちと画廊で一夜を過ごしました。
画廊を閉じることなく、ドアを朝まで、オープンにして、帰宅できない方にも休める場所を提供できました。非常事態に際し,出来ることはしようと思いました。
大地が大きく揺れ、高層ビルが左右に大きくしなり、とてつもない事態に遭遇したと感じました。
更に,原発の恐怖が待っていようとは,誰が予想したことでしょう。
このような時に、展覧会を開催しても、交通の手段がないのです。
展覧会に作家さん自ら来れないという現実を見越して、涙をのんで展示会は中止し、話し合いで延期となりました。
先の見えない状況下で、展覧会のスケジュール調整に悩みましたが、
展覧会の変更を快く承諾してくださる作家さんのおかげで、4月7日より、画廊を再開できるようになりました。
この場を借りて、皆様方のご好意に感謝致します。
コレクターの方からも、一日も早く,画廊を開けて欲しいと連絡があります。
皆様方のお越しをお待ちして準備を始めています。
もうしばらくお待ちくださいませ。
きっといい展覧会を開催しますので、ぜひご覧いただきたいと思っています。
被災地の作家さんからも一日も早く元気な岡崎さんの姿を見せてあげてください、
東京を元気にしてあげてください、とかえって励まされています。
眠れない夜を幾度もすごしながら、祈るような気持ちで過ごしています。