落ち込むときに、以下のような励ましのメールが。。。。何よりのクリスマスプレゼントでした。
いつも羅針盤に伺わせて頂くと会場には生まれたてのアートと、それを手掛けた面白い作家や熱心なお客様で賑わっていますね♪
伺うたびに元気が湧いて、つい笑みがこぼれてしまいます。
そこにオーナーの岡崎さんの絶妙なトークがポーンと飛び込んできて、益々面白くなってきます。
アートの本来あるべき姿に心ときめき、そのせいかリピーターが後を絶ちませんね。
私は日本画というアカデミックな側面を持った芸術に携わっていますが、コンテンポラリーとはこういった快活さ、面白さの発見が醍醐味に感じます。
ファッションに大変近いような要素が含まれ、あるときはファジーでナイーブ、またあるときは反体制的なほどエゴイスティックに・・・と様々に感じます。
時代を色濃く繁栄させた「今」が作品にも人にも描かれているのだなと思います。
これを早いうちから発見して、ある期間の経年変化を演出しているのが羅針盤をはじめとしたプライマリーの画廊だと思います。
こう書くととても華やか過ぎる世界に感じますが、その審美眼を日々惜しみなく使う労力は、作家が代表的な作品を制作することと同じか、或いはそれ以上に大変であるように思います。
先日伺った際に「閉廊のウワサがあって困っている」と耳にし、その原因は不明ですが、こんな努力をしているオーナーがあっさりと業界を去る事は想像もつきませんし、何よりご自身よりも作家を大切にするお人柄が許さないだろうと思いました。
オーナーからも「まだまだ続けます!」と勇猛果敢な(笑)お答えも伺えましたので、私の友人やこれからの作家も安心したことと思います。
私たち作家と画廊・画商さんは相思相愛で長い付き合いになりますが、実際は成長と共に入学と卒業を繰り返すのだと思います。
名もないが可能性ある作家を見つけ育て、卒業の際にはに舞台の袖からそっと見守り、また更なる活躍をも祈ってくれます。
良い扱い手とは明確なプライドと、潔い仕事をするものだと思います。
今の日本にはこんな素晴らしい原点を忘れてしまったようなムードで、分かっていても一過性の人気を後追いするような残念な光景を、特に今年は見てきた気がします。
アートの持つ力と一言に言いますが、それは誰かが何かしてくれるようなものではないく、
ひとつの作品をジックリと眺め、漂う空気や時間の中で何かを見出す、そういった自ら扉を開ける勇気を与えてくれるものと思います。
羅針盤はその名の通り、アートの原点からこれからの展望を指し示しているような画廊に感じます。
長々と大それたことを書きましたが、来年も楽しい展示を期待しておりますし、私も頑張って筆を持ちたいと思います。
それではMerry Christmas & A happy new year!!
PS:
お客様のご期待、作家の期待、偶にすれ違いもあると思いますが、これからも素敵な画廊として末永く宜しくお願いします。
時折おいしいものでも持って参りますから(笑笑笑)