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ぶたの貯金箱とくじら

今週はいかねばならない展覧会がたくさんあるが、どうしても全部は行けないだろう。
まずはお気に入りの馬籠伸郎の個展へ行く。近くのツープラスというギャラリーへ行くと、作家のしんろうくんはいない。
しんろうくんのイメージは、紫という感じで紫芋のタルトと沖縄の紫の大きなドラゴンフルーツをお祝いに持っていった。
ふと、二階の階段の踊り場に見慣れぬピンクの豚の貯金箱が。。。。
その上には,サポーターになってくださいとある。
お菓子では何の足しにもなりません。感動したら、100円でも1000円でもいれてサポーターになってください。とあり、そのお金は全部作家さんに渡しますとあった。
それで、そっと札を折っていれたが、つまってしまった。
で、本人が来た時に大きな豚にした方がいいよと助言した。
でも、考えたなあ。いいことだなあ。
すこしでも,現金の方がいいものね。
会期中は交通費だってかかるし、外食代だってばかにならない。
今日は、足立正平くんと湘南くじら館へ行った。
初めての訪問。
画廊から約、車で二時間半。
ちょっとしたドライブだった。
入り口におもしろい人形が飾ってある。
目玉が飛び出していて、歯が剥き出しの得体の知れない怪物君のお出迎えだ。
外観はかわいらしい3階建ての建物で、3階には、冷蔵庫、テレビ、バス、トイレ付き、さらに調理器具もすべてそろっていてのゲストルームがあり、作家さんに500円でお貸ししていると言う。
最高だ。
窓から差し込む明るい光、吹き抜けのあか抜けたスペースにかみかわちあきさんというギリシャのキプロス在住の作家さんのオブジェやパッチワーク的作品やドローイングの数数がセンスよく配置されていた。
展示にとても慣れているベテラン作家の雰囲気があったが、オランダの美術館には所蔵されているものの日本では、初個展らしい。
この遠方の画廊は、これからも次々に大変興味深い展覧会を企画していて、眼が離せない。
おすすめの隠れ家的な画廊だ。みんなに教えてあげたいし、ツワーを組んでお出掛けしたい。
居心地のいい空間にいるとずっといたくなるなあ。
三時間もいてしまった。
長居してすみません。

以下、住所とホームページアドレスです。
湘南くじら館
[スペースkujira]252-0802
神奈川県藤沢市高倉668-12
0466-47-2946
www.shonanfujisawa.com/~kujira/

湘南はやや遠いのですが、行って損はありません。
お土産も充実してます。カエルの張り付いた携帯入れを何と1350円で買いました。安い。安すぎると思いながら、カエルを二匹連れて帰りました。

 


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