林 樹里 noise reflection
2024年7月22日 - 2024年7月27日
2023年ポーラ美術振興財団より「若手芸術家の在外研修助成」を受け、10ヶ月間の海外滞在制作を行った林樹里の帰国後初の個展。ロンドンを拠点に10ヶ国28ヶ所を訪れ各滞在先で制作した、”noise”シリーズを展示します。
林 樹里 Jurie Hayashi
森を歩いては、たおやかに花や葉を広げて光を受ける姿に、命が紡がれゆく尊さをかみしめる。
つかの間に訪れる、そうした五感を揺り動かすような体験は、その後まぼろしのように様々な色や音をつけて心のなかで反芻される。
短い音楽を聞くように、そうした記憶を胸に温めて夢見るうちに、末法のような世にも兆しが訪れる気がしている。
脈々とつながる生命の意志を、祈るように描く。
略歴
1989年 | 大阪府生まれ |
2013年 | 東京藝術大学 美術学部 芸術学科 卒業 |
2015年 | 東京藝術大学大学院 美術研究科文化財保存学専攻 保存修復研究領域(日本画)修士課程 修了 |
2018年 | 東京藝術大学大学院 美術研究科文化財保存学専攻 保存修復研究領域(日本画)博士課程 修了 博士(文化財)学位取得 「たらしこみの研究―尾形光琳筆「四季草花図巻」(個人蔵)の模写を通して―」 東京藝術大学大学院 専門研究員、芳泉文化財団 展覧会事務局 学芸員 |
2019年〜 | 東京藝術大学 COI拠点 特任助手、日本美術院 院友 |
受賞歴
2015年 | 日本美術院「再興第100回 院展」初入選、現在院友 |
2018年 | 「有芽の会」日本更生保護女性連盟会長賞受賞/池袋西武・東京 |
2019年 | 「アートオリンピア2019」佳作/東京都美術館 「SICF2019」表参道スパイラル・東京 |
助成
2014 | 「尾形光琳筆「槇楓図屏風」(東京藝術大学大学美術館蔵)の現状模写及び装潢」公益財団法人芳泉文化財団 助成 (~ʼ17) |
2016 | 「たらしこみの研究―尾形光琳筆「四季草花図巻」(個人蔵)の模写を通して―」 公益財団法人芳泉文化財団 助成 (~ʼ17) |
2018 | 「たらしこみの実証的研究」文部省科学研究費 助成(~ʼ19)、 公益財団法人芳泉文化財団 助成 |
2020 | 「林 樹里 展」(東京京橋・アートスペース羅針盤)公益財団法人吉野石膏美術振興財団 助成 |
2023 | ポーラ美術振興財団在外研究員としてロンドンを拠点に研修滞在 |
グループ展
2013 | 「Saran展」(東京・さんさき坂カフェ)以降毎年 |
2016 | 「有芽の会」(池袋西武アートフォーラム)以降毎年 |
2019 | 「特別展|gift+GreenBox」(横浜石川町・Gallery fu) |
2021 | 「Harmony」グループ展(韓国ソウル・GalleryHANOK) |
2022 | 「コモゴモ展 Arts。森」(渋谷ヒカリエ) 「龍躍雲津 次世代を担う作家たち」(三越銀座) 「自然の美 千住博・釘町彰・菅原百佳・林樹里 四人展」(高松三越) |
2023 | 「ニューススターたち 完売作家」(大阪・阪急うめだ) 「crossroads of landscapes; Dialogues – Julie Hayashi/Yui Tombana」(ドイツ・ミュンスター・Atelierhaus Speicherl) 「canards dans les turbulences」(パリ・Le Petit Prieuré) 「ADVENT」(ロンドン・JG Contemporary) |
個展(抜粋)
2020 | 「林 樹里 展」(東京京橋・アートスペース羅針盤) |
2021 | 「林 樹里 展」(東京京橋・アートスペース羅針盤) |
2022 | 「transient」(東京月島・ Gallery Art Composition) 「reminiscence」(東京御徒町・kuromon sustainable square) 「林樹里 日本画展 -andante-」(広島そごう) |
2023 | 「Art selection 林樹里 展」(日本橋三越) 「林 樹里展 -luftig-」(上野松坂屋) 「bruit dans lʼombre」(パリ・Galerie Du Forez) |
2024 | 「noise in the shadow」(ロンドン) |
プロジェクト(抜粋)
2024 | 「Sento Art Project 『ツツマレル。』」株式会社ツムラ・イベント(大黒湯、黄金湯・東京) |
ワークショップ•講義(抜粋)
2024 | 「Nihonga: Traditional Japanese painting」(ロンドン・キングスファウンデーション伝統芸術学校) 「Nihonga -Japanese traditional paintingʼ(シティ・アンド・ギルズ・オブ・ロンドン美術学校) 「Nihonga workshopʼ (アメリカ・ミシガン大学・Center for Japanese Studies) |
出版/出演
2020 | 「國華」1502号『たらしこみの研究―尾形光琳筆「四季草花図巻」(個人蔵)の模写を通して―』,朝日新聞出版 |
2022 | 「アート疾走:シン・アートドキュメンタリー 『金と黒の本木雅弘』」(NHK・BS) |
2023 | 「清流」4月号『クローズアップ-林樹里』, 清流出版 「清流」6 月号~隔月 コラム「心のヒント」背景画, 清流出版 |