Landscape scene zero
2023年5月22日 - 2023年5月27日
FUKI NANYA EXHIBITION
landscape(ランドスケープシリーズ) は、私の心に残った心象風景(シーン)を木材に様々な切り口で落とし込むことで表現する。木材そのものも、取り壊される家屋や建設現場の足場板、何がしかの役割を終えた木を使用し再度命を吹き込むことと捉えている。使命を終え、家庭の歴史を共にしてきた材木を眺めながら、かつてそこにあっただろう生活や風景を想う。
歴史的建造物や神社仏閣を手掛ける棟梁に古材を頂く機会に恵まれた。私が目にした家屋より遥かに長い年月を経た古材を手にした。樹齢を示す年輪は細く細かく歪みも無く、それはひんやりと冷たく、そしてずしりと重い。今や私たちの生活は50年前とは様変わりしている。ポップな色(プラスチックカラー)を現代の象徴として古材(過去の時間軸)と繋ぎ合わせる。それは記憶の風景と現在とがシーンゼロとしてまた新たな風景とする私にとっての試みである。
南谷富貴
南谷 富貴
略歴
岐阜市生まれ |
岐阜県立加納高校美術科卒業 |
名古屋芸術大学美術学部絵画科卒業 |
名古屋芸術大学美術学部絵画科研究生修了 |
個展
1997 | FUKI NANYA SOLO EXHIBITION / ギャラリーキャプション(岐阜) |
2003 | 企画展 アートと出会う/ アート&ヘアー チッタ(各務原) |
2003 | FUKI NANYA SOLO EXHIBITION /ガレリアフィナルテ(名古屋) |
2018 | FUKI NANYA SOLO EXHIBITION /極少美術館(池田) |
2020 | FUKI NANYA SOLO EXHIBITION~記憶の残滓~ /ギャラリーノイボイ(名古屋) |
2020 | Factory展 Tetsukagu with art /杉山製作所(関) |
2021 | FUKI NANYA SOLO EXHIBITION~空の景~ /オー・エ・セル(岐阜) |
2022 | FUKI NANYA SOLO EXHIBITION/アートスペース羅針盤(東京) |
グループ展
1990 | 二人展/ラヴコレクションギャラリー(名古屋) |
1991 | 二人展 /織部亭(一宮) |
1992 | ~素材のもつ意味と限界~ /紗絽紋(一宮) |
1993 | ~素材のもつ意味と限界~ /ハートフィールドギャラリー(名古屋) |
1996 | 陽だまり工房街角ギャラリー /岐阜市文化センター(岐阜) |
1997 | HYOTANのぞき展 /ギャラリーキャプション(岐阜) |
1997 | フィールドミュージアム /古今伝授の里(郡上) |
2016 | 企画展~未だ見ぬ世界へ~ /織部亭(一宮) |
2017 | 企画展 現代美術の新世界展2017 /極少美術館(池田) |
2017 | みのかもアニュアル-on location- /美濃加茂文化の森(美濃加茂) |
2017 | ともに、つくる、つたえる、かなえる展~LIFE~ /清流プラザ(岐阜) |
2018 | 企画展~いとしき肖像~ /織部亭(一宮) |
2018 | みのかもアニュアル 焦+ー /美濃加茂文化の森(美濃加茂) |
2019 | 企画展 なうふ坂アートフェア /なうふ現代(岐阜) |
2019 | 企画展 現代美術の視点2019 /極少美術館(池田) |
2019 | 企画展 時空のサンクチュアリ展 /歴史民族館国登録有形文化財 旧林邸(一宮) |
2020 | 企画展 なうふ坂アートフェア /なうふ現代(岐阜) |
2020 | 織部亭35周年記念 わたしの一点 /織部亭(一宮) |
2021 | tomori アウトリーチ展 風の景 /じゅうろくてつめいギャラリー(岐阜) |
2021 | 企画展 なうふ坂アートフェア /なうふ現代(岐阜) |
2021 | 企画展 現代芸術の作法2021 /極少美術館(池田) |
2021 | 篠田守男と極少美術館の作家たち /羅針盤(東京) |
2022 | 企画展 なうふ坂アートフェア /なうふ現代(岐阜) |
2023 | 企画展 なうふ坂アートフェア/なうふ現代(岐阜) |