林 樹里 Jurie Hayashi

森を歩いては、たおやかに花や葉を広げて光を受ける姿に、命が紡がれゆく尊さをかみしめる。
つかの間に訪れる、そうした五感を揺り動かすような体験は、その後まぼろしのように様々な色や音をつけて心のなかで反芻される。
短い音楽を聞くように、そうした記憶を胸に温めて夢見るうちに、末法のような世にも兆しが訪れる気がしている。
脈々とつながる生命の意志を、祈るように描く。

略歴

1989年大阪府生まれ
2013年東京藝術大学 美術学部 芸術学科 卒業
2015年東京藝術大学大学院 美術研究科文化財保存学専攻 保存修復研究領域(日本画)修士課程 修了
2018年東京藝術大学大学院 美術研究科文化財保存学専攻 保存修復研究領域(日本画)博士課程 修了
博士(文化財)学位取得
「たらしこみの研究―尾形光琳筆「四季草花図巻」(個人蔵)の模写を通して―」
東京藝術大学大学院 専門研究員、芳泉文化財団 展覧会事務局 学芸員
2019年〜東京藝術大学 COI拠点 特任助手、日本美術院 院友

展示 助成・受賞歴

2013年「Saran展」(東京・さんさき坂カフェ)…以降毎年
2015年日本美術院「再興第100回 院展」初入選、現在院友
2017年「東京藝術大学大学院博士審査展」東京藝術大学大学美術館
2018年「有芽の会」日本更生保護女性連盟会長賞受賞/池袋西武・東京
2019年「アートオリンピア2019」佳作/東京都美術館
「SICF2019」表参道スパイラル・東京
2020年「林樹里展」京橋アートスペース羅針盤・東京
2021年グループ展「Harmony」Gallery HANOK・韓国ソウル
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