木村 みな 展

2007.2.26.mon.〜3.3.sat.
11:00〜19:00
※最終日17:00まで



神秘の形

どこに行ってもその土地土地に、 大なり小なりの社があります。
社に祀られているものは、お寺の仏像のように一つではありません。
山や海、滝、水または動物だったりするのです。
いずれも漠然とした大きな存在で、多岐にわたります。

最初から壊れやすいと分かっていても海に社を建てたり、山の神を表現するのに白砂で美しい円錐を作ったり、石を丹念に積み上げて神の船を表現したり、祀り方も独創的で様々な形があります。
それを見ていると、なぜここにこんな形で現れてきたのか、不思議で引きつけられるようになりました。
自然を信仰していた人間にとって社は、自然と人間を結びつける窓口みたいなものだったのかもしれません。
独創的で時に無謀にも見え、それでも美しい形は、人間の純粋さが込められている証拠だと思います。
その純粋さが神秘性を生み出し、私たちを魅きつけるのです。

簡単にはつかむことができない、神秘的な形を自分なりに表現しようと思い、画面に向かいました。


木村 みな略歴
2000 女子美術大学日本画専攻卒業
2001 春季創画展(2004)
2002 女子美術大学大学院日本画修了
   秋季創画展(2003 2004 2005)
2003 木村みな・佐久間香子 2人展
   (アートスペース羅針盤)(2004)
2006 個展(アートスペース羅針盤)


 


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