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2013.7.28.Sun

吉岡順一さんにインタビュー

作家さんインタビュー★

こんにちは!暑い日が続きますね!熱中症に注意して過ごして下さい!

今回は吉岡順一さんにお話を伺いました!


展覧会のテーマは何ですか?

ー非現実的な世界や、「寓話」をテーマにしています。作品では、面白い形のものや、人が見た時に分かりやすいものを心がけて制作しています。


全体的な色合いが白っぽく霞んだような印象があり、飛行機や戦車のような絵が多く見られますが、戦争をイメージしていたりするんでしょうか?

ーよく言われるのですが、そういうつもりは実はないんです。ただ、一見可愛らしいものにも、裏の顔がある、ということや、形は借り物であるということを表現しています。
白っぽい色にしているのは、マチュールやテクスチャーを見やすくするためです。霞んだような印象にしているのは、時間の経過や風化を表現したいからです。


どんな風に描いているんですか?

ー木製パネルにキャンバスを貼り付け、アクリルとメディウムを混ぜたものを塗り、しっかりとした地を作ります。その上から膠とアクリルメディウムの混合物を塗り、形を盛り上げたりします。乾いたら上からニードルなどで削っていきます。決して新しい技法ではありませんが、ここまで削るのは珍しいかも知れませんね。5年程前からこういった作品を作っています。その前まではかなり抽象的な作品を作っていました。しかし、抽象作品は無責任にイメージをさせてしまうという欠点があるのも事実です。やはり少しは何かの形を作ってイメージを誘導させることも必要なのかも知れません。

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吉岡さんありがとうございました!
中高一貫校で美術の先生をされているということで、展覧会場は吉岡先生を慕って来た女子大生がたくさん!☆
久しぶりに年齢層の若い会場でワクワクしました♪

2013.7.31.Wed

女流日本画家12人展 

こんにちは。羅針盤でボランティアをさせて頂いています、明治学院大学大学院1年の小原賢佳(こはらさとか)と申します。
僭越ながらコンパス通信にて画廊の様子をお伝えしていきたいと思います。

現在羅針盤では「女流日本画家12人展」を開催中です。「女流日本画家」の展覧会ということもあり、お客様も女性が多く、華やかな廊内です。

12人の作家さんの作品の展示ということで、壁一面にたくさんの作品が掛けられております。しかしながら不思議にも暑苦しくなく、さわやかな印象の作品群。ぶらりとお立ち寄り頂ければ涼んで帰って頂けると思います。

ところ狭しと作品が並んでもうるさくないのが日本画の良いところ。
出品作家の木村みなさんとお話していて、日本画は画材に魅力があるという話になりました。
一体いつから使われるようになったのか、絹地や胡粉、緑青など日本画で用いられる画材は、日本人に飽きられることなく使われ続けてきました。
そこには大和心をくすぐる魅力があるのでしょう。独特の透明感や質感は、自然から作られた絵の具だからこそのもので、古くから自然を崇拝してきた日本人にとっては自然の美と通じるものがあるのでしょうか。

8月3日(土)までとなっております。是非お越しください。

 


   

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