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私は絵描きのタンパク質である。

「最高傑作というのは誰にでも作れるものではない。芸術作品や文学、また他のプロダクツ、それにパフォーマンスでも、その人物が作り出した「作品群」が前提として存在しなければならない。略
最高傑作という言葉に値する仕事をするためには、まず多作であることが求められるわけだが、それだけではない。体系的.重層的な作品群であることが必須で、要するにルーチンワークを拒絶していなくてはならない。」村上 龍

「私は絵描きのタンパク質である」とユニークなテキストを投げかけた三瀬夏之助という作家は、誰にでも簡単に作れるものでない作品群を体系的.重層的に作り上げた、まれに見るすごい作家と思う。

今回も結果的に自らの限界に挑む強い意思を表明した。
常に新しいモチーフを獲得し、それまで培った技術と知識と情報を総動員して、活力のなくなりつつある、この美術界に問題を提起する。すごいなあ。
グローバリズムに適応するためには、国家でなく、地方に帰属意識を持った方が健康的だろう。
しかし、いまや、日本の地方は疲弊し、崩壊しかかっている。
個人として、グローバリズムに適応するか、社会的存在として、地方の自立のために努力するのか、
東北芸工大生の東北画の行方はいかに?

 


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