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2009.6. 2.Tue

干物

母方の親戚の干物は最高の味だ。
関サバと関アジ、イサキの干物、そしてふぐ。
先日、朝、その親戚のおばさまが私に逢いたいというので、お待ちしていた。
私の母方の親戚が、大分の備後水道の海産問屋を営んでいるが、なんと絵を収集している。
この頃はどんな絵を買ってますかと聞くと、岡村桂三郎というので、ちょっとびっくりした。
たいしたものは、ないんですよ。と謙遜しながら、その他は、舟越桂や有元利夫というのである。
そういえば舟越先生にはお正月に「やまろ渡辺」の海産詰めをお年賀にお渡ししたことがある。
「やまろ渡辺」には、海産物のお店の中にギャラリも併設されている。


2009.6.12.Fri

着物姿の新倉佳奈子さん

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新倉さんは、横須賀の出身で、海の近くに住んでいる。
庭には、昔からの夏みかんの木があるので、家族でジャムを作ろうということになったらしい。
おばあさんの名前をとって新倉なみ子の夏みかんジャムを販売しているが、このジャムは無添加で大変美味しい。
夏みかんといちごとレモンがあるが、どれもおいしい。
この日は、自分で作ったという帯を締めて、すずやかに着物で登場。
趣味は、鼓。
大きな屏風仕立ての作品は、波とそらと岩。
有機的な曲線と波の強い直線と岩の形に造形的なセンスの良さを見出せる。
波間から立ち上がる雲のような固まりがふわりふわりとユーモラスに立ち上る。
時折、波間から小さな幼子の手がのぞく。
足もある。
完成度が高く、今後の活躍が期待される。

2009.6.12.Fri

友人から

私は若かりし頃、長崎県の女子校の教師であった。
初めての教職員の研修会に出席した時に、白いスーツを着たとてもすてきな先生に目がとまった。
画廊を初めて、6年くらいたった頃、その先生が画廊にたっているので、びっくりした。
懐かしいなあという具合で、メールなどのやり取りをしている。

通信、いつも楽しみに読んでいます。
姪っ子さん、これからの成長が楽しみですね。
怖い(?)おばさん(失礼 おねえさん)にビシバシ鍛えられる姿を想像して笑ってしまいました。
それにしても、あなたは子供のころから他と違った感性の持ち主だったのですね。
いじめっ子のことで教師から相談されたというエピソードには驚かされました。
私は、子供のころから単独行動を取る方で人と一緒に何かをするというのが苦手でした。
今でもそうですが。でも、小中はクラスの委員長だったので、優等生でもあったようです。
自分では勉強をしていた記憶はまったくないのですが、母からお前は黙っていても自分から勉強していたよ。
お前に勉強しなさいと言ったことは一度もなかった。
と聞いて びっくりしたことがあります。

それにしても、「亀頭かにはさみ事件」は強烈ですね。
亀が蟹より弱いとは初耳でした。
きっと小さなバケツの中では、K1もびっくりの死闘が繰り広げられたのでしょうね。
                     

2009.6.19.Fri

湿疹

顔に赤い湿疹ができて悩んでいる。
有名な皮膚科で診察したら、ウイルスのためと言うが、どうもそうではないようなので、早速、内科で血液検査をしたら、ウイルスはなかった。
サバ、あじ、サンマを食べるとアレルギーが出ていた時期がある。
先生はなんども放っとけば治る、青い魚はたべるな!というが、納得出来ない。
5年前に、門倉直子という作家が、「サバを食べた女」という絵を描いていたが、何を隠そう私がモデルのようだ。
むずかゆい顔の表情がよく描けていて、笑いを誘うおもしろさがあった。
大変、面白い作家で、我が家にもよく泊まった。
酔っぱらいながら、馬鹿な恋愛話をして、兄弟のように付き合ったが、羅針盤もそろそろ卒業ということになった。
企画画廊では有名なギャラリー椿から声がかかり、海外のアートフェアでの発表も好評のようだ。
羅針盤でスタートした作家さんには、大きく羽ばたいてもらいたい。

2009.6.22.Mon

子どもの顔

荒川由貴の作品のほとんどが子どもの顔。
荒川さんは現役の小学校の先生だ。
途中で絵が描けないというような状況になったが、子どもの為にも仕上げたいと思って、ついに展覧会を迎え、すべての絵が完成したのだそうだ。
子どもの顔は真正面。
リアルである。目は笑ってないが、口角が微妙に上がり気味で不思議な笑みをたたえている。
背景は、奥行きをあえて拒否し、その妙なずれによって、子どもの未来を暗示する心理的効果がでている。
本を読むお下げ髪の少女の背景にも、夕焼け色だが、不吉な暗雲をたちこめさせている。
子どもたちの群像もおもしろい。
子どもたちに負けない、純粋、無垢な魂の持ち主だからこそ、子どもの内面の声を聞いているといった
ふうにも感じる。
多摩美術大学の学長先生がお見えになったが、歴史学者でもいらした先生が彼女につけたあだ名は、荒ぶる川の神だそうだ。

2009.6.23.Tue

120パーセントの法則

学生時代の友人が雀荘を経営している。
女手一つで、子供を一人前にし、「マーいいじゃん」というふざけたネーミングの真面目な雀荘をやっている。
そうとう前のことになるが、「良いひと紹介するね」というので、楽しみにしていた。
待ち合わせは、帝国ホテルの喫茶ルーム。
元,刑事と聞いていたので、すぐにその人と分かった。
なぜなら、新聞を読むふりをしている、いかにもテレビの刑事役にふさわしい人物がいるではないか?
ドンピシャの彼が、真犯人を捕まえる法則を教えてくれた。
彼が現役の刑事だった時、先輩にいわれたことは、同じパターンのパトロールはするなということだった。
あと、二十分、ちょっと違う経路のパトロールをせよとのこと。
さて、そういう時、真犯人を捕まえることができたという。
100パーセントではだめで、120パーセントの無駄のような努力が必要なのだと云う。
この120パーセントの法則で、執念の外回りで作品代を回収したことがある。
画廊の周りをうろつきながら、未払いの客に会いたいなと思って,散歩なぞするのである。
今日も、ちょっと遅くまで,若い作家さんと作家論議などしていた。
帰ろうかなという頃に、作品を欲しいなコールだ。
たまには、羽目を外そう。
いつもと同じパターンを繰り返していないか,時折見直しながら、120パーセントの法則で幸運をつかもう。

2009.6.29.Mon

成瀬 遼くん

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2002年に高校生だった遼君が、羅針盤で初個展をした。
クレパスで構成的な抽象画を描いた作品は、とても新鮮だった。
大きなキャンパスにアクリルで描いた作品もすばらしかった。
展示中に買い物に出た私は、偶然、コレクターの群れを発見。
どうやら、美楽舎というコレクターの会合の後のようだ。
ぜひ、高校生の天才画家が展示しているからみて欲しいとその群れを引っ張って来た。
案の定、その才能にみな惹かれ,作品のほぼ半分が即売となった。
高校生の頃の遼君は呆然としていた。
さて、7年ぶりの彼はすっかり大人になっていた。
部屋のベットやテーブル、その上に置かれたコップや皿をシンプルに写実的に描きながら、精神性が強い。
シンガポールで見つけ、題材にしたベットの絵があるが、昔からの先輩の画商さんが、「震えるほどだ」と絶賛。
搬入前の準備段階で、もう描かないで、休んでくださいと言ったにもかかわらず、何日も徹夜をして、身体を壊しかかっている。
さて、緊張でのあまり消え入りそうな遼君です。
皆さん、どうか、温かい言葉で応援してください。

 


   

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