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才能

弟の娘を画廊の跡継ぎにしようと思って教育中だ。
早速、成績の結果を報告させた。
まだ、中学二年だが、教育で大事なのはここのところだ。
おばちゃんは朝の復習を勧める。
人並みにぼんやりと寝ていてはいけない。
人より早めに起きて,復習をせよと言い聞かせた。
自分はとても精力的な子供だった。
毎朝,早く起きて、昨日の夜,覚えたことをもう一度復習していた。
中学二年で油絵を知り,誰にも教わることなく,油絵を描いた。
誰にも教わることなくシュークリームを作った。
誰にも教わることなく,小鳥の繁殖のコツを覚えた。
その頃、荒れ果てた校内暴力の中、クラスの問題児の対応に困った先生の相談にのっていた。
生徒である私がである。
いじめもせず,いじめられもせず、なんだか違う時空で存在していたみたいだ。
大人になり、耳の聞こえない学校で先生をすることに。
職員室で、ワルの生徒をどう指導するかについて会議していたが、だれもそのワルの良いところについては語らない。
そのワルは、書道が上手でずば抜けて感覚の良い生徒だったので、こっそりコンクールに出しといたら、その会議のあと、読売新聞社賞を受賞。うれしかったね。
先生達に「彼はワルではないよ、だたまだ自分の良いところを発見出来ないから、ふてくされてるだけだよ。今に彼のすごさに気がつきますよ」と分からない先生方に教えといた。
才能は埋もれている。
誰かの手で発掘しなければ、本人自身が気がつかない。

 


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