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2008.12. 7.Sun

アラフォー

「君こそ、アラフォーだね」といわれた。
アラウンド40(アラフォー)とは40歳前後の世代のこと。
 確かに、80年代に青春を送り、10代の終わりに男女雇用機会均等法が施行され、就職活動はバブルの頂点、就職したら「新人類」、頑張って働いてきたが、結婚してないせいか、「負け犬」と呼ばれた。多様なライフスタイルと価値観を持ちながらも、あまりに選択肢が多い分、迷い多き人生だったと思う。
今だって良く迷うし、悩むし、不安に駆られる。
昔の男友達に愚痴ると、「君らしくない!」といわれるので,ますます、一人ゴチテ、つんのめってしまう。
竹村芳樹の描いた棺桶の作品を見て、「いつかこういう日が来るね、楽しまなきゃ」と云われた。
楽しく生きる秘訣は、『覚悟をすること、自分をこんなもんだと思わないこと、笑うこと』だそうだ。
生きると云うことにおいて、お手本にしたいというような作家の竹村さんは、先月のはじめに漢字検定一級に合格。
体験記としての雑文もよせていた。
小説家としても、才能があり,以前「痔物語」という闘病記をまとめて話題をさらったことがある。
とてもユーモアに満ちており、抱腹絶倒とまではいかないまでも、入院も悪くないし、画家としての
ものの見方や知性がそこかしこにちりばめられて、教養小説としても面白く読めるのがいい。
今週いらした彫刻家がこう話してくれた。
一本の樹からいくつかの枝がのびていく。それらは、一つの木から枝分かれしたものだから、表現は違っても同じものだと。
竹村氏の表現は、彫刻、版画、タブロー、文筆と限りなく多彩でありながら、それは、一つの木から伸びたもの。どれもが成熟し、素晴らしい花が開き、実となっている。
羨ましい人生と思う。
これからもますますのご発展を願うばかりである。
日々、努力を惜しまない氏の姿に励まされるのであった。

2008.12.11.Thu

ラシンバー

展覧会は月曜日始まりなのだが、お客さんが見たいという時には日曜日に画廊を開けることもある。
羅針盤は時として、柔軟に方向を変えることもあるのだ。
遠方からお見えになるVIPなお客様なので、高級なおつまみ(この日はなぜかビーフステーキ?)も用意して、ラシンバーとなる。
作家は今回、初登場の若い学生たち。
東京造形大学の4年生だが、何事も経験、まだまだパワーがあると思うので、日曜日にも来て、ちゃんとお客様を接待することになった。
お客様は絵を入れるための大きなコンテナ自慢をしていた。空調が効いていて、絵の保存には最適な環境だそうだ。
この不景気の時代ではあるが、羅針盤のお客様は幸福そうな方ばかりだ。
若い作家さんを応援していただき、不景気の空気を追い払いたいものだ。

2008.12.13.Sat

記念撮影 作家さんと

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