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2008.10. 1.Wed

カーネギーの法則

『あら、日本画作家だけでもこんなにいるの?』と一階のギャラリー山口さん。
ギャラリー山口でも若手の日本画家が展示中なので、ちょうど興味のありそうな方が2階にも上がって見に来てくれている。たいへんありがたい。
オープニングはなかったが、気の利いた出品作家さんがいて、ワインやお酒やお菓子などを皆さんでどうぞ、ともってきてくれたので、5時頃からささやかなレセプションとなった。
集まってくるのは、やはり、HOPE展でおなじみの作家さんが多い。
早朝からお見えになるお客様も、やはりhope展でおなじみの作家さんのファンの方が多かった。
今日は画商さんもいらしたので、会場にいる作家さんには紹介することもできるので、こういう滅多にない機会を大いに活用して、自分の学びの場としていただきたいものだ。
チャンスの場が与えられるだけでは、充分ではない。
大富豪のアンドルーカーネギーが成功の条件のひとつに『期待されている以上の事をする』ことといっていた。

2008.10. 3.Fri

フェルメール

東京都美術館で開催中のフェルメールを見た。
完璧なまでの構図。
人生の一瞬にして永遠を感じる、その最高に美しいと思う瞬間がフェルメールの絵にはある。
夕暮れの忍ばずの池のほとりを歩く。
賑わう御徒町にいってみる。
いつも買い物は築地なのだが,久しく来ていない御徒町で夕食のごちそうを仕入れようとする矢先、大きなカニが10000円。何度見ても一万円。あきらめようとして、カニの前を去ろうとする瞬間、3000円で良いよと威勢の良い声。本日は、フェルメールの感動に浸りながら、大きなカニをぶら下げて家路に着き、黙々とカニを食べ続けた。


2008.10. 6.Mon

エモーショナルドローイング

今日は一人で国立近代美術館にエモーショナルドローイング展を見に行った。
ゆっくりビデオなどを鑑賞。
奈良さんのドローイングは充実していて、たいへんおもしろかった。
釣り上がり目の女の子とイヌの絵のピンバッチを購入。
ちょっと足を伸ばして工芸館にジュエリーの展覧会も見に行った。
さらに、佐藤美術館にもいこうと思っていたが、4時を回っていたのであきらめた。
夕方になるとクイーンアリスのテラスが気になる。
紫芋の冷製のスープとパンナコッタのデザート、ローズマリー風味のハーフチキンを頼む。
時間が出来ると美術館に行き、併設のレストランで食事。
ワンパターンだなあと思いながら、人生の半世紀を過ごしてしまった。

2008.10.21.Tue

中澤美和さんと

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先週,ブログを更新しておらず、やっと落ち着いて写真をアップしました。
日本画家の福井江太郎さんのファッションとヘアースタイルがあまりにきまっているので、
ショットしてみました。
美和さんのことをコレクターさんが「美人だね,美人だね」と私の耳元でささやくので、変な取り巻きが会期中に居ついても困るので、そろそろ良いかなとアップしました。

2008.10.23.Thu

食器乾燥器

このところ、災難続きで意気消沈,ブログも更新する気になれず、うつうつとしていたが、昨日の羅針盤10周年のお祝い会で元気になった。
日本画のお気に入りのメンバー10人ばかりで独楽という居酒屋で開かれた。
しかもお祝いに、前から欲しかった食器乾燥器をもらった。
音も静かで清潔。
「こんな私にも親衛隊がいるんだぞ」と、10人を引き連れて歩きながら、力強く思った。
そして、昔,荒れた中学で教師をしていた頃を思い出した。
毎日、ガラス窓が割れ、廊下をオートバイに乗った生徒が通り過ぎる、そんな中で、ほとんどの先生が腕を骨折しながら、生徒指導に当たっていた。
私はそのわる達から、「先生は本当に良い人だから、ガムあげる」などと元気づけられ、親衛隊のようなものがついて,守ってもらっていたので、全然危険な目に遭うことがなかった。
情業前には,必ず,『チョーク箱、お持ちします〜』と3名の男子生徒がやってきてガードしてくれた。
そんなに良い人とは思えない節もあるが、不良にはすこぶる人気があって困った。
真実、出来の悪い生徒ほどかわいいのである。
深読みされると困るが、お祝いをしてくれた作家さんらが日本画の風雲児かと勘違いされては困るので、一言付け加えると、みな、たぶん昔はクラス委員を務めるほどの優秀な人望もある方ばかりなので誤解のないように。

2008.10.25.Sat

クロス

根崎さんは、北海道の雪の多い地域で育った。
作品の基調であるホワイトは、雪景色であり、彼女の原風景だという。
有名女子大の付属のミッションスクールの寄宿舎で過ごした彼女は、クリスチャンであり、モチーフのクロスは十字架を意味する。
コラージュに使われているコーヒー豆の袋は、ブラジル、キリマンジェロなどの文字が入っている。
布や紐のコラージュにドリッピング手法。
私の母も弟も何を隠そうクリスチャンである。
私もミッションスクールの親愛幼稚園の卒園生だ。
何かと節目には、手を合わせて、天にまします我らの神よ,,,,,と自然にお祈りしてしまうくらい、なじんでいるにも関わらず、洗礼は受けていない。
私は小さい頃は、たいへんな泣き虫だった。
この親愛幼稚園では、若くてハンサムでやさしい牧師先生がいて、みんなと遊んでくれていた。
引っ込み思案な泣き虫の私は、遠くからみんなを羨ましげに眺めていた。
この幼稚園で、生涯、忘れることの出来ない衝撃的な事態に直面した。
水洗便所のなかった時代だ。
うっかりして、ドボンと半身が落ちたのである。
この時ほど,死にものぐるいになったことはない。
ハッシと便座につかまり、這い上がったのであるが、二月の厳寒の朝、凍り付くような日、冷たい水で全身を洗い、しぼったタイツを再び、はいて、何事もなかったように、教室に戻った。
この時は,なぜか泣かずに耐えた。
根崎さんの個展のタイトルは「thePassinであり、冠詞のtheをつけることでキリストのご受難を意味する」、とあるが、まさに受難とはなんたるものか!
イギリスの小説家、オスカーワイルドは、戯曲の中でこういったらしい。
we are all in the gutter ,but some of us are looking at the stars.

[我々は皆、下水溝の中にいるのだが、私たちのうちの何人かは星を見上げている]

幼稚園の先生には助けを求めず「神様、助けて」と、下水溝、いや便所の中から天空の星を見上げて叫んだ。

どんな境遇の中でも、星を見上げようではないか?

しかし、悲惨な死を遂げずにすんだだけでもありがたい。
小さい魂にも、神様は宿っていたのである。


2008.10.25.Sat

根崎三枝子さん

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根崎さんの個展は二度目である。
相変わらず,美しい人で、若いコレクターたちが『きれいな人ですね』と噂しているので、
アップしてみました。

2008.10.29.Wed

会議

「昨日,送ってもらったファックスが真っ黒ダンベ。。。。。今、仲間のkさんのところに来て、インターネットで、見てるけど、この虎が良いダンベか?よくわかんないんで、今、会議中」
と、コレクターさんからの電話があった。
何の会議かと言うと、今日は羅針盤に行くべきか、行かないべきか、との相談らしい。
今,開催中の大浦雅臣の作品のめぼしいものに見当をつけているという。
「虎がいいか、ヘビが良いか?」という会議である。
兎も角、見てからでないと作品の善し悪しがわからないので、夕方、特急で来るらしい。
今日は、朝から難易度の高いコレクターさんが押し寄せ、作家の大浦君も精気を吸い取られかねないと思ったが、夕刻からが勝負と見た。
先月は、この遠方からいらっしゃる重要なお客様が、お昼時にいらして、「店屋もんとって!」とのお申し出があったが、丁重にお断りした。
先々週の日曜日は、日本画家を連れて、このお客様たちのコレクション展を見に行ったのであるが、そのタイトル通り『すきずき』の作品が並んでいたが、なかなか値のはるものばかり。
羅針盤で購入してもらった50号の作品もあり、連れていった日本画家の初期の作品だったので、作家共々、感激した。
「ぴたっと決まってる絵がいいねえ。仕事でもそう。最後が大事。ぴたっと決まってないと。。。ピカソならピカソ、片岡珠子なら珠子、、、」7時過ぎて、お腹もすいてきたので、ミミウにご案内することにした。さて,そこで続きの芸術談義が加熱してきた。
「社長なんてものは,孤独。だから,家に帰ったら,ルノアールみたいな絵があれば、嬉しくなって、また、こんな絵を買うために頑張ろうと思うわけさ。それで又,仕事を頑張る。すると儲かる。それで絵を買う。社長らで絵を買わないなんてことはないよ.みんな買ってるべ。」
なかなか説得力を持つ話であった。


 


   

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