| 2008年07月 »

2008.6.15.Sun

過去のコンパス通信

  発行日 サイズ
コンパス第9号 2002.9.30 PDF:312KB
コンパス第8号 2002.5.13 PDF:468KB
コンパス第7号 2001.12.17 PDF:376KB
コンパス第6号 2001.8.27 PDF:308KB
コンパス第5号 2001.5.18 PDF:372KB
コンパス第4号 2001.2.12 PDF:448KB
コンパス第3号 2000.12.23 PDF:416KB
コンパス第2号 2000.8.1 PDF:504KB
コンパス第1号 2000.3.13 PDF:556KB
2008.6.24.Tue

リニューアルオープンします。

ホームページのリニューアル中。
皆様お待たせしています。
少しずつ、新着情報などを皆様にリアルタイムにお届けしたいと思います。
羅針盤で起こる日々のドラマも織り交ぜつつ、皆様に気楽に読んで頂ければ幸いです。

昨日から、芸大の博士課程に在籍中の新進作家、屋宜久美子展を開催中です。
初日には、ファイルに入ったドローイングが好評で売れています。

ぜひ、屋宜久美子の静謐な絵画をご覧いただきたいと思います。

2008.6.27.Fri

ペリエ

夕方、6時頃になるとビールが飲みたくなるので、銀座一丁目のなすだ商店に画廊までケースごと運んでもらっていたが、さすがに習慣化するといけないので、この頃は炭酸水のペリエにしている。
以前,美人の若い女性作家さんに2ケースのペリエがプレゼントに届き、惜しげもなくたくさんいただいたことがきっかけで、ペリエファンになった。。いざという時には、ワイン、ビール、焼酎、コーヒー、紅茶、麦茶と何でも揃っている時には、ラシンバーになることもある。
本日も8時半までお客さんがどやどやといらっしゃったのだが、50号の大作4点を4人のお客様が一点ずつ購入するとかしないとか、からかわれてるのか、本気なのか、わからないまま、今日も一日がドラマティックに過ぎたのであった。

2008.6.28.Sat

昨年のメールから


メールを検索していたら,昨年に屋宜さんに送ったメールがでてきました。
ちょうど個展前に芸大の修了制作がめでたく買い上げとなり,その直後の個展だったので、
感激して送った時の懐かしいメールです。さて,今年の感想は。。。。。
明日までの展示ですが,是非、ご覧いただきたい、おすすめの展覧会です。
昨年に展示した過去の作品も小品室に展示しています。


屋宜久美子さま

今日はご苦労様でしたね。

知的でクールな印象ですが、偶然的な断片が、魅力でした。
見ると言う体験を枠の中で固定されたイメージの凝視から、より広い感覚や感情の場の想起へと押し広げていました。

ロランバルトの「説明的な要素」と「偶然的な細部」という言葉を思い出しながら、楽しませてもらいました。

試作段階を経て、作品化するまでの実験的な過程が見えることも魅力です。
今回の作品は、仕上がりも手が込んでいて、きれいに整えられ、完璧でした。
大変美しく、鑑賞者のイリュージョンを満たしてくれるものとなっています。

予想以上の進化を経て、私の最も好みとする作品になり、時期的には予定した通りのいい状況での個展が楽しみです。
早速のメールをいただきまして、ありがとうございます。

買い上げ、本当におめでとうございます。

それでは、また。

羅針盤

岡崎こゆ

以下は彼女からの返信です。

On 2007/02/25, at 20:07, 屋宜 久美子 wrote:

岡崎様
こんばんは。お疲れ様です。
今日はお忙しい中、修了展の会場に足を運んでいただきありがとうございました。
1年前に岡崎さんに声をかけていただいたおかげで、このようなよいタイミングで個展を行えること、とても感謝しています。
展示の時期もせまってきましたが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
                                  屋宜久美子

2008.6.28.Sat

会場風景

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2008.6.30.Mon

最終日のこと

最終日のこと,この頃、お見えになるお客様が『あれ、わっからねえなあ,宇宙かい?』と一言。
「いつも仕事でもやもやしてんだからさあ、この絵を見るとますますもやもやするよ」とかいいながら、片隅の椅子に腰かけてから、数分が過ぎた。さらに奥の部屋にかけてあった過去の作品が一目見て、お気に召したらしい。電気をぱっと消すと,絵は全く見えなくなるんです、というと、何のことかわからないらしいので、フレームのアクリル板の方に樹脂で溶かして輪郭をつけたひと形の部分が,ライトを照らして影となり、描かれたように見えるんですよとライトをつけたり,消したりしながら、説明。絵よりライトの設置の方にお金がかかるなどと笑いながらいっていた。『びっくりしたなあと』大笑いしながらのやりとり。そして、購入。さらに、お客さんは、草間弥生をはじめて見た時の感動と一緒の心のときめきを今、屋宜久美子の作品に感じたそうで、えんえんとどんな気持ちになったのか,語り始め、あの50号もある4点の連作を買いたいと言い出した。今回の展示で彼女の作品に魅了されてしまった多くのコレクターさんがたくさんいた。屋宜久美子は私が思っていたとおりの本当に素晴らしい感性の作家であることが証明された展覧会になった。
以下は、ギャラリーレビューの記事である。
これを毎週10年近く書いてきたSさんのレヴューはまさに私が感じた通りのことをこのように素晴らしい文章にしてくれた。的を得て、さらに読む人にもはっと気づかせてくれる詩的な文章である。自分が書けないので,以下、引用させていただきました。

屋宜久美子@アートスペース羅針盤
<06/23/08〜06/28/08>
深海と体内、それに宇宙をイメージして制作したという。皮膚のような表層的イメージは、ひかりを透過して深層へとみちびく。
筆をつかわず、キャンパスを上下して絵具を移動させる。偶然の軌跡がもたらす造形である。それにしてもマチエールの平滑なつくりは目をみはる。
自然界との調和をもとめるかのように、アクリルケースにメディウムをたらした作品もある。そのシルエットが自然の光景をつくる。そのナイーブなイメージが魅力だ。


 


   

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